2016年東南アジアの旅【ベトナムホーチミン編 ただいま!の巻】
27/ 8 / 2016
*為替レート 1ベトナムドン = 0.005円
1USD = 112.7円
例のごとくエアポートタクシーでホテルへ。22万ドン。
ホテル
Platinum Hotel
たべもの
朝にルアンパバーンでお粥を食べて以来何も口にしていなかったので、とにかく腹が、腹が死ぬほど減っているのだ!
チェックインしてまたもや荷物を部屋にほうり投げるなり近くのベンタイン市場へ。
◆シーフード
ベンタイン市場場外。10時半でもこの人出!
このレストラン。店の名前を知らないのですが、日本人もよく見ます
店外に生きた食材が置かれているので、何をどれくらい、どんな調理法で食べたいかを指定します。
食材は、蟹、貝、海老、そして。
観光地なので値段は高めですが、ここのシーフードは絶品!
店員が執拗に勧めてくるので、今回は海老を塩焼きにしてもらうことに。1人前を半分にしてもらいます。
さっきまでめちゃくちゃ跳ねてた海老
ビアサイゴンを飲みながらしばし待つと。
じゃーん
何も言わなくてもきれいなお姉さんが皮をむいてくれます。蟹も全部足を割ってくれる。
海老は大ぶりでぷりぷりしてて、とっても甘い!鮮度がいい食材ってこうも違うんだな。青唐辛子のきいたレモンチリソースがこれまたよく合います。
◆バインセオ
ココナッツミルクを混ぜて焼いた米粉の生地の中に、炒めた肉ともやしが入っているベトナムパンケーキ。付け合わせのハーブや野菜と一緒にヌクマムという甘酢タレにつけて食べます。にょんまる屋でもやりたいのですが、この生地を作るのが本当難しいので日々練習中です。
この日は一人だったのでこれしか食べられなかったけど、生春巻など以外にここで食べられる料理は、
花咲蟹!うまい!
ホッ・ビン・ロン。かえりかけ、孵化する直前のアヒルの卵。これだけは私、食べられません…
など、たくさんのメニューの中から選べます。
◆バインヨー
ホーチミンはハムギー通りにニューラン(Nhu Lan)という老舗ベーカリーがあります。今年1月にきた時にたまたま見つけたのですがなんと創業50年だとか!
バインミー(ベトナムのサンドイッチ)、パン、生春巻など各種惣菜、肉やハム類、スムージー、お菓子などとにかくいろんなものが売っているのですが、前回買ってみてその美味しさに絶句したバインヨーを買いました。私にとってのホーチミンの定番になりつつあります。
バインヨー。笹の葉?にくるまれてます
中はこんな感じ
プルプルした食感のお餅に肉まんの中身みたいなのが入ってて死ぬほど美味!
バインミー 15000ドン
◆フォー
日本にいてもフォーは食べられますが、乾燥麺しか売っていないため、ベトナムで食べるやつとはまたちょっと違います。現地では生麺を使っているので、九州のうどんのように口当たりが柔らかくてフワフワしています。
今回食べたのは、ホテルの隣のレストランのフォー・ボー(牛肉のフォー)。
あっさりしたスープにコショウがたくさんかかっていて、おいしかった。
フォーは今まで何度も食べたけれど、冬の明け方のハノイで、唐辛子をたくさん入れて鼻をすすりながら食べた屋台のフォーの味が忘れられない。胃に優しいし、身体の芯から温まってポカポカする。おばちゃんが入れてくれるあったかいベトナム茶もおいしい。
◆フォー・クオン
フォー・クオンは、フォーのもととなる蒸した米粉のクレープに牛肉や野菜などを巻いて食べる料理です。
一番右の長細いやつがフォー・クオン
私は断然、生春巻よりもちもちの蒸し春巻派。
ベンタイン市場の食堂にもあった!
こんなのもたべた。透明な餅の中に芝海老のようなカリカリした食感の小さなエビが入ってる。
◆チェー
カラフルなチェー。これに氷と牛乳を入れてかき氷に。
◆ベトナムコーヒー
今やブラジルに次ぐ世界第2位のコーヒー産地となったベトナム。街のいたるところにカフェがあり、一日中みんなが気軽にコーヒーを楽しんでいます。朝や昼にカフェでのんびりしてるのは、私が見るかぎり圧倒的に男性が多い…
ベトナムの女の人は働き者だからかなあ。
これはちょっといいカフェで。ベトナムコーヒーはとても濃いのでコンデンスミルクや砂糖をたくさん入れて飲みます。お店によっては口直しのお茶も一緒に持ってきてくれる。
カエルやらカメやらネズミやら犬やら、ベトナムの人はとにかくなんでも食べる。ので、ベトナムのハラール食事情はどうなっているのかがずっと気になっていました。マレーシアのイスラム教徒の友人たちが「ベトナムはハラールが行き届いてなさそうだから怖い」と言うのを何度か聞いていたからです。
マレーシア人向けの料理店。「1 MALAYSIA(サトゥ・マレーシア、他民族の融和を願うマレーシアのスローガン)」も掲げています。ナシ・レマ、ナシ・ビリヤニ、ロティ・チャナイ、ミーゴレンママッ、ナシゴレンなど、マレーシア料理がたくさん。これなら安心だね!
Selamat Datang(=いらっしゃいませ)とマレー語が書かれた店。マレーシア人観光客の多さがうかがえます。
ベトナムは衣料品・縫製品のクオリティが高く
値段も安いので、バジュ・クルン(マレー人女性の伝統衣装)やヒジャブ(髪を隠すスカーフ)なんかをみんなまとめ買いしていそう。
東京には新大久保にこのようなイスラム街があります。日本にいるとなかなか気づけないことですが、イスラム教徒や菜食主義(中国語では素食といいますね)の人たちでもその国の料理を含めた文化を安心して楽しめる環境があるということは、とても大事なことだなあと感じます。食べ物だけでなく、イスラム教徒にはお祈り前に顔や身体を洗える水場のついた男女別の礼拝室も必要なのですが、どこの国もこちらはなかなか整備が難しいようですね。
わかりやすい説明だと「豚肉を食べてはいけない」「アルコールを飲んではいけない」というのがありますが、厳密にはハラールは「イスラム法上で許されたもの」と言う意味で、食べ物(薬など口にするもの全般)に関しては食材から調理、運送までが細かく規定されていています。また、食べ物だけでなく身につけるものに対しても同様に規定があります。
日本人街
市内の中心部にあたるドンコイ通りからゆっくり歩いて10分くらいのレタントン通りにホーチミン・シティの日本人街があります。どんな感じなのか見に行ってみました。
ガールズバーやらスナックがたくさん
そして、個人的にホーチミンでおすすめの日本食屋さんは「餃子の帝王」。
ここのの餃子は胡椒がきいててなんだかとても好きです。
丸亀製麺は潰れてしまったみたいで…
残念!
サイゴン川
今回は夕方に行ける時間がなかったので、朝食を物色しがてら散歩に。ホテルからベンタイン市場のロータリーを抜けてハムギ通りをまっすぐ行った突き当たり。
朝のサイゴン川はキラキラしててこれはまたこれでいいなあ、と思ったのでした。
これぞベトナム!
ホーチミン・シティまとめ
ホーチミン・シティに来るのは約半年ぶりでしたが、驚いたのは初めて来た1年前より確実に英語を話せる人が増えてる!と感じたこと。もちろん、たまたまそういう人に当たっただけなのかも知れないけど、初めて来た時は「ベトナム英語通じないなあー」と思ったのに、今回は空港、タクシー、ホテル、屋台、飲食店、どこに行ってもまったく不便を感じませんでした。
これが爆発的に成長している都市の底力なのか、この国の英語教育への力の入れようなのか、ベトナム人の器用さゆえなのかは分からないけど、少なくともクアラルンプールやバンコクと並んでホーチミン・シティは「東南アジアで英語が通じる都市」と言ってもすでに過言ではないと思います(シンガポールとマニラは除きます)。
「(この工事は)ホーチミン市人民委員会都市鉄道管理機構の発注を受け、清水建設株式会社と前田建設工業株式会社の共同企業体(JV)が受注したもの。受注金額は約232億円、契約工期は54カ月と発表されています」
街中にはこんな看板も。完成は2020年予定。
1年前といえないスピードでどんどん変化するホーチミン・シティ。ことあるごとに遊びに行って、その姿をできる限りずっと見ていきたい。
以上、長々とホーチミン・シティレポートでした。