にょんまる屋のいろいろ

茨城県神栖市波崎にある飲食店【集いの場 にょんまる屋】です。うちのことだけでなく、最近気になったことや行ったところなど何でもアップします。波崎よいとこ一度はおいで!

2016年東南アジアの旅【ラオス・ルアンパバーン編 食べ物の巻】

25-27/ 8/ 2016


とにかく食べることと飲むことが好きで、ほとんど好き嫌いがなく、お腹も異常に丈夫な私は、旅に出るととにもかくにも食べまくり、飲みまくります。なので太ります。


ラオスの料理はあまり知られていないと思うので、2泊3日という短い間ではありますが私が食べたものを次々とあげていきます。参考までにその時の値段も書いておきます。



《サンドイッチとライムソーダ》

シーサンウォン通りという大きな通りに出たところに屋台がいくつかあり、サンドイッチ屋さんのとなりはフレッシュジュース屋さん。

(フレッシュジュース屋さん。選ぶとそのカップに入った果物をその場で絞ってくれる)


ラオスサンドイッチ、10000キープ。ラオスウィスキー入りフレッシュライムソーダ15000キープ)


フレッシュライムソーダを作ってくれたのは小学生くらいの男の子。ラオラオ(透明なラオスウィスキー)を入れてもらいます。彼が飲み物で、お父さんがサンドイッチ担当。


いい悪いは別として、ラオスでは子供が普通に働いています。その男の子も道行く人を見て「ハロー」「アニョハセヨー」「コンニチワー」と器用に挨拶を使いわける。英語も分かるし、話せる。
声をかけて人が寄って来たらスルドく営業する。客を逃すと笑いながら悔しそうな顔をする。注文が取れると果汁をしぼってせっせと飲み物を作る。立派な商売人の顔です。


実際彼の作ったカクテルの味はすばらしかった!悔しいけど私よりうまいかもしれない…


カクテルがおいしかったので彼に1ドルのチップをあげたのですが、"For me?" (僕にくれるの?)と不思議そうな顔をするので、「いいバーテンダーが作ったおいしいお酒を飲んだらチップを払うものなんだよ」というと、「サンキュー!!」とすごくうれしそうな顔をした。今までで一番払いがいのあったチップ。


サンドイッチはベトナムバインミーに似た感じ。トロトロの目玉焼きと野菜に辛いケチャップがよく合います。パンが重めのやつなのでかなりお腹にたまります。


《味付海苔とポークスキン》

(川沿いのレストラン。値段をメモするのを失念)

昼のサンドイッチがかなり腹持ちがよかったので夜はこれだけ。といっても結構量あります。海苔は甘い醤油(魚醤?)で味付けしてあって、ゴマが目いっぱいかかってます。甘すぎてごはんには合わないのでおやつ、もしくはつまみでしょうか。
ポークスキン(揚げた豚の皮)は私の好物でもあるのですが、ここのは硬くてちょっと臭かったかなー、冷めてたし。
ちなみにポークスキンは鍋に入れるとおいしいです。


《カオ・ソーイ》
ラオスの代表的麺料理、カオ・ソーイ。平たい米麺の辛いスープ麺。麺の太さはパッタイと同じくらい。担々麺風うどんともいうべきうま麺。


(カオ・ソーイ  15000キープ)


私が食べたものは麺の下に生のもやしがひいてあり、もやし、麺、辛い肉味噌(大豆も入ってる)をすべて混ぜて食べる。


また、カゴに入ったハーブやライム、唐辛子を出してくれるのでハーブはちぎってスープに浮かべ、柑橘類は絞って自分好みの味に調整します。また、ナンプラーや砂糖を入れるのもあり。


この食べ方はベトナムとほぼ同じですが、ラオスはミントが多いみたい。ミントはラオス料理にあう!味が格段に変わるので、苦手でなければ必ずお試しを。何というハーブかはわかりませんが、写真の長細いやつもクセがなく食べやすいです。


《ラープ》
ラープは「肉や魚にレモンやライム汁、レモングラス、香草などを混ぜて炒めた料理」(『地球の歩き方 ラオス '16-'17』より)

もう、聞いただけでうまそうではないか。

(もちろん食べてきました)


牛肉、魚、鶏、アヒルといろいろ種類のあるラープですが、私は豚を選びました。肉料理になると思っていましたが、メニューにはsaladと書いてありましたね。生の白菜が付け合わせてあるので、これに巻いて食べるのかも。

そして絶対欲しくなるとおもったので米も注文。ご飯は竹で編んだ小さなおひつに入ってきます。おしゃれ。



「ライス」と頼んだら赤米が出てきた。
ラオスの主食はもち米。これをひとつまみ手に取り、ぎゅっと握ってくぼみをつけたところにおかずを挟みこんで食べる。お茶碗いらず!

片手にごはんのかたまりを持ち、少しずつちぎりながらおかずと一緒に食べているのを町で見かけました。

しかし、ラープは本当においしい〜。香草の香りがよく、肉も歯応えがあって、味付けもごはんによく合います。ラオスのもち米は香り高くて最高です。「東南アジアの米なんて臭くて食えん!」という先入観を持つ人は食べたら驚くんじゃないだろうか。確かに独特の匂いはあるんだけども、もち米に限らず東南アジアのお米はおいしいですよ。


そしてこのレストランでは欲張ってスープも頼んでみました。


野菜と肉をトロットロになるまで煮込んだような、とろみのあるスープ。野菜ときのこがたくさん入ってて、出汁が効いてます。栄養ありそうだし、めちゃくちゃ好みの味!見た目より辛いので食べてると汗が吹き出してきます。


看板にSOUP NOODLEとだけ書かれているのをよく見る。おそらくいろんな種類があるんだろうけど、私が食べたのは屋台のやつ。




お姉さんが一人でやってる屋台。これらの練り物系と、


野菜の中から好きな具を選び、備え付けのカゴにボンボン入れていってお姉さんに渡します。いくつかある中から麺も選びます。私はこんにゃくみたいな灰色の麺を選び、具や野菜はお姉さんにお任せすることにしました。

屋台の後ろの暗い簡易席で待つこと5分。
キタキタッ!





って、暗すぎて何が入ってるのか全然見えん!これじゃ闇鍋だ…



(相席してたラオス人のお姉さんに笑われながらフラッシュで撮影)

入っているのは、明日葉かモロヘイヤみたいな苦味とネバネバ感のある野菜、白菜、えのき、かぼちゃ、いんげん、唐辛子、牛肉のコマ切れ(牛肉は少しレア)、鶏のミートボール。

麺は冷麺の麺みたい。デンプンの麺かな。隣のお姉さんが辛い海老味噌みたいなのをガッツリ入れているので私もマネしたら辛すぎた!あっさり味のスープが好きな人は少なめにしたほうがいいかも。

一杯200000キープ。おいしかったです。


《お粥》

旅行中の朝食はだんぜんお粥派の私です。ラオスでもおいしいお粥を見つけました。

(お粥  8000キープ)

鶏出汁のお粥にフライドオニオンとネギとコショウ。コショウのかけ方が心憎くてコショウ好きの心をくすぐる!

ラオスベトナムと同様、コショウの産地でもあります。ほんといい香り。

このお粥、3日目の朝に食べたのですが、どの辺に行けば安くておいしいものを食べられるのかがやっとぼんやり分かってきた。

分かってきた頃には帰らなくちゃいけないのは旅の常。


結論。ラオス料理はベトナム料理に近い!以下私が感じた共通点。

1)生野菜をたくさん食べる
2)料理に調味料としてのハーブを添える
2)箸を使う
3)全体的に薄味(辛いのがデフォではない、甘すぎない、あっさりしている、素材の味を生かすような調理法)
4)麺に入ってる牛肉がレア

味が複雑で濃いタイ料理や、全体的に甘ったるくハッキリしない味のカンボジア料理とはまったく違う感じがしました。もちろん地域にもよるのでしょうが、インドシナ半島って奥が深いです。

個人的にはラオス料理、とっても気に入りました。生のレモングラスが手に入れば、日本でもさっそく試してみようと思います。