にょんまる屋のいろいろ

茨城県神栖市波崎にある飲食店【集いの場 にょんまる屋】です。うちのことだけでなく、最近気になったことや行ったところなど何でもアップします。波崎よいとこ一度はおいで!

2016年東南アジアの旅【ラオス・ルアンパバーン編 お寺と托鉢の巻】

25 -  27 / 8 / 2016  曇り
《今日の為替レート》
 1Lao Kip = 0.0139円
 1USD = 112.7円

おはようございます。アネです。

バンコク、気温は31度。8時に起きてお腹がすいているので外に食べに出ます。海外での朝食はよほど良さそうなブッフェでない限り、外で食べるようにしています。朝食っておいしいよね。


朝方までどんちゃん騒ぎが続くカオサンストリートはちょうど人が動き始めた頃。


雨季のムワッとした空気と曇り気味の空。昨晩開けられた大量のビール瓶やゴミを片付ける人たち。道端にぶちまけられたご飯を食べる猫。何かが腐っているツーンとした匂い。客を物色するサイケな色のド派手なタクシー。


ああ、バンコクだ。


パッタイは昨日食べたし、ガパオなど炒めもの+米の組み合わせは起きぬけにはちと重いなあ…

あっさり食べられてお腹にたまらないものを探してうろうろしていたらちょうどいいの見つけました。


《ミックスボール麺  ラージ / 45バーツ》

パッタイよりもうちょっと細いやつのスープ麺。あっさりした鶏だしに生のもやしと揚げたワンタンの皮みたいなの、魚と肉の団子と麺が入ってます。


東南アジアのこういう麺は量も少なめだし、薄味だから自分で好きなように味を調整できるし、朝食にはちょうどいいのです。


(調味料のかずかず。ナンプラー、すり潰した赤唐辛子、唐辛子の酢漬け、砂糖)


少しずつ出始めた出店で服や小物なぞ物色しつつ、部屋に戻って荷物をまとめる。


今日は13時半の飛行機で今回の旅のメインでもあるラオスルアンパバーンに移動します。

(今回の旅の持ち物。機内預け荷物ナシ。東南アジアに一週間ならこれくらいで充分です。服は毎日洗って干して、後は現地で調達します ↓ こんな感じ)



10時にホテルをチェックアウトしてタクシーを呼んでもらう。450バーツ。昨日の半額じゃん!
その辺で拾っても良かったかなと思うが、バンコクのタクシーは乗ってから値段交渉してきたり、メーターにすると言ってしなかったり、あまりいい思い出がないのでまあよしとしてしまおう。煩わしいことは何でもカネで解決だ!


帰りは運転手さんの判断で高速を使わなかったので空港まではおよそ45分かかりました。早めに出て良かった…


それでも時間があまったので空港ではとりもなおさずビールを飲みます。


(Chang Beer / 150バーツ@ドンムアン空港


搭乗の1時間前にイミグレーションに入ったら搭乗が30分遅れ。



東南アジアでこのくらいの遅れは遅れのうちに入りません。むしろ事前にちゃんとアナウンスしてて感心してしまう。


予告されていた通りの時間に搭乗が済み、スムーズに離陸。そして意外と機内に日本人が多い。ルアンパバーン人気あるんだな。


ちなみにラオスの位置です。


東にベトナム、西〜南西にタイとミャンマー。北に中国、南にカンボジア


そして今回目指すルアンパバーンはタテに伸びたラオスの北側にあります(赤いバルーンの立っているところ)。タイだとチェンライ、ベトナムだとハノイと同じくらいの緯度ですかね。

ラオスベトナムキューバなどと同じく、現存する社会主義国の一つです。
首都はビエンチャン、通貨はキープ。東南アジアの中で唯一の内陸国でしかも国土の80%が山岳地帯という地理的・経済的不利性のため、ASEANの中で最も発展が遅れたのだと言われています。


確かに飛行機が着陸態勢に入ると、見えるのは山・山・山。しかもどこかのんびりしたのどかな山。


ルアンパバーン空港はきれいだけど小さい瀟洒なたてもの。15日以内の滞在なら日本人はビザの取得がいらないので、先にイミグレーションに並ぶのは日本人ばかり。日本のパスポートは本当にすごい。


パスポートの威力でさっさとイミグレーションを通過し、エアポートタクシーカウンターでタクシーを頼む。ルアンパバーンダウンタウンまでは15分程度、50000キープ。イミグレーションに並んでた日本人の女の子が、トゥクトゥクなら12000キープだと言ってるのを小耳に挟んだ。なるほどー。帰りはトゥクトゥクにしてみよう。


車待ちしてたら来たのは10人は乗れそうなバン。それに私を一人だけ乗せてタクシーは走り出す。なんだかセレブ気分。


平たくいうとルアンパバーンは「町全体が世界遺産登録されているラオスの1都市」なのですが、やはり都市というより村という感じ。でも、「私はここに恋してしまうだろう」という予感がすでにビンビンしている。こんな兆候は初めてホーチミンに行ったとき以来。


今回の宿はLhankham Riversideというところ。が、似たような名前のところで下ろされてしまい、気づいた時にはすでにタクシーは走り去っていた。「いたしかたなし、歩くべ」と思っていると、そのゲストハウスのお兄さんがバイクの鍵をチラッと見せてきた。後ろに乗せて連れてってくれるというのだ。

じーん。優しいなあ。こういうので旅の印象ってガラッと変わってしまう。

無事正しい宿まで送り届けてもらい、16時半頃チェックイン。受付のお姉さんに「あら、今日誕生日なのね。ハッピーバースデー」とかわいすぎる笑顔で言われ、またしてもじーん。

Lhankham Riversideはメコン川沿いのゲストハウス。六畳一間くらいでダブルベッド一つの部屋はこんな感じ。

(2泊で約8000円弱でした)

部屋からメコン川が丸見え。これは最高!ここに2泊もするなんて夢みたいだーー。

(ベランダから)

(階段踊り場のカオスな本棚)

ルアンパバーンでは2泊したので、これ以降はキーワードごとにまとめていきます。


【お寺】
敬虔な仏教徒であるラオス人。町にはお寺がいっぱい。

(おそらくWat Choumkhongという寺)

(夕暮れ以降はライトアップ)

(お経をあげる僧侶)


〈ワットシェーントーン〉

ルアンパバーンの象徴とも言われる)


(壁のレリーフがかわいい)

(本堂内部)


【托鉢】
ラオスでは僧侶が喜捨を求めて町を練り歩く托鉢(たくはつ)が行なわれています。ルアンパバーンの托鉢はその中でも最大規模といわれ、観光の目玉になってます。ルアンパバーンの托鉢についてはちきりんさんがていねいにまとめてくれたエントリを発見したので、興味のある方はお読みになるとためになることと思います。

〈ちきりんの日記   ルアンパバーンの托鉢に見る伝統と変化〉


朝5時半くらいからはじまる托鉢、私も早起きして行ってきました。



(観光客は売り子が売りつけてくるお菓子や、ラオスの主食であるもち米をお渡しします)

(オレンジの袈裟が美しい。小さい子供の僧侶もいます)

(すごい人数!)

僧侶が無数に連なる光景は圧巻!これが町中のいたるところで毎朝行なわれます。


【プーシーの丘】
ルアンパバーンの町中にある高さ150mほどの小高い丘で(海抜はなんと700m!)、ここからナムカーン川とメコン川に挟まれたルアンパバーンの街が一望できる。が、頂上にたどり着くには328段の階段を登らねばならない。
頂上には仏様がいらっしゃるので入り口でお供え物を買う。

(この階段。しかし健脚だけが自慢の私にはわけなかろう)

(お供え物。マリーゴールドのような花とお線香、ロウソクのセット。10000キープ)


「たかだか丘」とタカをくくっていたがこの階段、房総の鋸山程度にはキツイ。ハアハア。ちなみに頂上まで行くには途中で20000キープ払わねばなりません。


そして頂上。

(ナムカーン川)


見渡す限り本当に山です。ここから夕日をみたらさぞかしきれいだろうな。


ラオス編、続きます。